旅の記録(夏)

身の丈程が夏の時期に小旅行した記録です。


 1.夏の富士

新富士5合目

夏の富士、やはり気温が高いせいか、すっきりと雲が取れることはあまり無い。暖かいこの時期は容易に各5合目までは行けるが、間近から見る富士は何となく丘のような雰囲気である。 この時期はその清涼を求めてどうしても近づきたくなり、素人でも容易に行ける5合目は格好の休憩場所。富士山の5合目といえば、スバルライン(山梨側)の5合目、須走口からの5合目、御殿場口の5合目、更には旧富士山スカイライン(表富士)の新5合目。 景色を楽しむのであれば、(身の丈程としては)表富士の新5合目。 快晴であれば、三浦半島・伊豆半島は勿論、駿河湾から静岡方面が丸見え。 その壮大なパノラマを見る度に、自分の足を労せずともここまで登り続けてきてくれる相棒たちに、毎度感謝せずにはいられない。

須走口1須走口2

富士登山は、やはりキチンと装備をして登らないと危険。 ただ素人と言えども折角登った5合目、軽装でも富士を楽しみたい時は、須走口の5合目へと向う。 この須走口の道、入口は自衛隊の敷地内を突き進む感じで軽快に走れるが、途中から非力な車では結構難儀しそうな坂道となる。 ただ、ここまで登山客相手の富士急行バスも乗り入れているので、ゆっくり登れば問題は無い。(ゆっくりの限度も有るが・・・)

富士を楽しむためには、やはり歩くこと必須。 須走の5合目の駐車場から多くの登山者が行き来する道から外れ、森の中を進むこと1km弱。 森と言ってもきれいに管理された森なので、進むべき道も整備されている。 その中をたとえ涼しい富士の5合目であっても、少々汗が出始める。 子供をつれて歩くにも程好い距離。 小富士



今まで歩く足元ばかり気にしていたことで、森の中から出た瞬間「パッ!」っと世界が開けるといった感じ。さらに眼下は、すばらしい景色が広がる。 お昼時は格好の休憩所となっている。 いつもながら老若男女多くの方が居られ、土日に来ると結構人がいっぱい。 ややもすると、近くの高尾山にでも来ている感覚に陥ってしまう。 この季節富士山の懐を走ると言えば富士山スカイライン」ではないだろうか。その昔は高価な有料道路であったが、移動手段や快適さを含め、無料となった恩恵は大きい。バイクであると直接風を切るので、「寒い!」と思う日もあるくらい高原を突き進む道。ただ難点は、富士の懐を走っているがため、富士の頂がほとんど見えないこと。そういう意味では、逆に頂を望みたいと思うなら、ノンビリ走れる136号線が良いのかもしれない。 ただ、周辺には観光名所・牧場・道の駅も点在しており、土日は交通量多め。特に河口湖辺りは、渋滞が多いのが難点。

 

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